CPAP療法・治療


入院した場合にCPAP治療はどうなりますか?

日本国内で、CPAP療法(在宅持続陽圧呼吸療法)は健康保険の適応基準で行います。睡眠時無呼吸症候群(SAS)の対象患者となる要件を満たすと、保険適応になります。保険診療の基準によって、定期的に月1回の外来受診は必要です。

睡眠時無呼吸症候群の治療を管理する医療機関(病院またはクリニック)は医療機器メーカーと契約し、CPAP機器をリースします。CPAP治療の管理、副作用・トラブルの対応・対策しながら、CPAP機器を患者さんに貸出をしています。

医療機器メーカーは毎月CPAP機器のリース料を医療機関へ請求し、一方で医療機関は保険点数により患者さんと健康保険へ請求をすることになります。患者さんは医療機関に受診しなかった時、医療機関は患者さんと健康保険へその月の請求できなくて、その患者さん用に借りているCPAP機械の料金を医療機器メーカーから請求されると困ります。必ず月1回は受診するように患者さんは言われています。

SAS治療の管理する医療機関に受診予定日の前に別の病院に入院した時には、入院期間等にもよりますが、基本的には機器の回収となり、入院先の医療機関で必要な機器を準備することになります。医療機器メーカーと医療機関の契約が月ごとか日ごとによっても違いますが、入院の時点で医療機器メーカーからの貸出医療機関が変更になったと考えるとわかりやすいです。入院のことを早めに元の病院にお知らせしたら、必要な手続きをできます。