そもそも、なぜ睡眠時無呼吸症候群の治療が必要でしょうか?
SASを治療することで2つ目的があります:
- 睡眠の質を改善した上で健康増進と共にQOLの向上すること、
- SASの合併疾患・生活習慣病(高血圧、心筋梗塞、不整脈、脳梗塞、糖尿病、メタボリックシンドローム)を治療・予後改善することです。
睡眠時無呼吸症候群の治療を始まる前に、まず、SASの病状を理解し、病識を持つことは治療の効果・持続に影響します。睡眠時無呼吸症候群の治療は各患者の病状・重症度、
閉塞部位、患者の希望、肥満度(BMI)、年齢に応じて個別に計画します。重症の睡眠時無呼吸症候群患者の治療は有病率や死亡率が高いことから特に重要であります。高血圧、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞などの合併疾患の有無も重症の睡眠時無呼吸症候群に繋がります。早期的適切な治療法・対策によって日中の眠気の改善および上記合併疾患の危険性の軽減が期待できます。
治療はSASの程度、患者の自覚症状の有無、合併症の有無を検討した上で判断します。
選択として:
- 肥満に対する減量療法:食事療法、運動療法
- 睡眠時体位:側臥位
- 外科的治療
- 口腔内装置
- CPAP療法